2010年3月アーカイブ


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今回紹介する書籍は黒岩禅さんの『最高のチームをつくるシンプルな仕掛け』です。

[概要]
部下を追い詰め、つるし上げ、罵倒する「北風のマネジメント」で成果を出し、社で表彰されたが、それは自分以外誰も喜ばない悲しく辛いタイトルだった。
このとき味わった「上司として最悪の挫折」を糧に、もがき苦しんで「太陽のマネジメント」にたどり着いた。
スタッフ全員が、やる気を持ち、楽しく働き、成果を上げる「最高のチーム」はどうしたら生み出せるのか。
現場で実践し、圧倒的な結果を残してきたチームマネジメントの方法を示す。


[目次]
序章 「最高のチーム」はいかにして生まれたか
第1章 関心を持つ
第2章 話を聞く、伝える
第3章 価値観を合わせる
第4章 仕事を教える
第5章 失敗を活かす
第6章 結果で評価する
第7章 上司力を高める
第8章 夢を語る


[ポイント]
上司から言われた通りにやって成果が出ても、部下は嬉しくない。
「北風と太陽」の童話の北風のように、チームメンバーを力ずくでコントロールするのではなく、
太陽のように照らすことで自ら行動するような仕掛けをつくろう。


[シンプルな仕掛け]

・「ほかになんかある?」はモヤモヤを引き出す魔法の言葉
ホウレンソウがほしければ、上司からアクションを起こす。
相談できなかった部下にも理由があるはず、報告は部下からするものという固定観念を捨てよう。
「ほかになんかある?」と一声かけることで、驚くほど多くの情報が入ってくる。


・「キミはどうしたいの?」で手柄を立てさせヒーローにする
「○○はどうしたらよいでしょうか?」という部下からの相談について、経験のある、できる上司ほど「それは○○した方がいいよ」と即答しがち。
判断を上司に任せてばかりだと部下は育たないので、そういった場合は「キミはどうしたいの?」と聞き返す。
部下の意見を聞き、部下の一人ひとりに手柄を上げさせ、ヒーローさせる。


・褒める代わりに「感謝」、叱る代わりに「確認」
褒めるも叱るも、何を言われたかではなく誰に言われたかが重要。尊敬されていない上司に何を言われても効果はない。
誰もができる効果的な指導方法は「感謝」をすること。
そして失敗については叱る事を意識するのではなく、「事実と対策の確認」を一緒にすることが「失敗を活かす」ことにつながる。


・失敗を責めるのではなく、チャレンジしたことを認め、賞賛する
「成功」の反対は「失敗」ではなく「何もしないこと」。
失敗を責めるのではなく、チャレンジを賞賛する。それが成功への一歩なのだから。
ただし、同じ失敗の繰り返しは怠慢以外の何ものでもない。「失敗ノート」を作り、再発防止に役立てる。


[感想]
紹介されている「仕掛け」はどれもシンプルで、すぐに効果の出そうなものばかり。
実践によって裏付けされている内容なので説得力もあります。

本書は上司の立場で書れていますが、部下の立場の人も参考にできると思います。
紹介されている様々な仕掛けは、上司と部下だけでなくチーム同士や家庭でのコミュニケーションにも役立てることができるでしょう。

私は今は部下の立場ですが、部下としてどう動いたら良いかを学び、上司になった際にはもう一度読み直したいと思います。

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今回紹介する書籍は本田直之さんの『本田流しりあがり的額に汗する幸福論』です。

[概要]
レバレッジシリーズの本田直之氏と、漫画家のしりあがり寿氏によるコラボレーションによって生まれた自己啓発書。
幸せになるための「ちゃんとした努力の仕方」について、文章と4コママンガで表現。


[目次]
Part1 正しい努力、美しい汗
Part2 僕の流儀
Part3 検証! ジャパニーズ・スタイル
Part4 サラリーマンの掟


[ポイント]
・努力の量ではなく質が問われる時代
ただ頑張れば結果がついてきたのは昔の話。
現代においては、どれだけ頑張ったかよりも、どうやって頑張ったかの方が、結果と密接に関係してくる。


・ライバルではなくてリスペクト
仮想敵をつくる事がチーム力を高めるためには有効だが、個人の成長のためには一人でも多く、リスペクトできる人を探すこと。
そして良い点を真似てみる。


・過去にこだわらず、未来を変えていく
これは自分のスタイルだから、それを絶対に守るというような気持ちはない。
それはあくまで今の自分にとってのベストだから。
今後、こっちの方がいいというものが見つかれば躊躇なく取り込む。


・危機対応能力
年齢が若いから不利ということは、実はそれほど多くない。
ただし、危機を乗り越える能力だけは、経験を積まないと身につかない。



[感想]
漫画と簡潔な文章で構成されており、ビジネス書が苦手な方でもサクッと読める内容になっています。
本田流の考え方の根底となる部分がシンプルにぎゅっと詰め込まれており、復習がてら定期的に読み返す使い方をしてもいいかもしれません。

私は昔「ただ努力すればなんとかなるはず」と思っており、「頑張っているけど、報われないよねぇ」とよく言われていました。
そこから徐々に努力の仕方を考えるようになり、少しずつですが結果に結びついてきていると実感しています。

この本に書かれている事はそんなに難しい事ではありません、努力をしているのになかなか成果が出ないという方に是非読んでいただきたい1冊です。


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今回は鹿田尚樹さんの「大事なことはすべて記録しなさい」と奥野宣之さんの「情報は整理しないで捨てなさい」を、ペア書評という形でお届けしたいと思います。
「情報は整理しないで捨てなさい」は先日、奥野宣之さんご本人からいただきました、ありがとうございます。


【概要】
・情報は「整理」しないで捨てなさい
大量の情報の中から、自分にとって「使えない部分」をどんどん捨てて、目の前から消し去る。
反対に「使える部分」は、アイデアの材料としてじっくり料理する。
本書では、戦略的なインプットを通じて、アウトプットに違いを生むための紹介を行う。

・大事なことはすべて記録しなさい
「記録」とは、「成功のブースター」であり「仕事のブースター」である。
「大事なこと=あなた自身のこと」をただ記録するだけで、チャンスが次々とやってくる。



【ポイント】
・情報は「整理」しないで捨てなさい

・戦略的インプット
大量の情報の中から、「使えない部分」をどんどん捨てて、目の前から消し去る。
反対に「使える部分」は、アイデアの材料としてじっくりする。
この戦略的インプットが、人とは違うアウトプットを生み出す。

・インプットのフロー
1.目をつくる
2.広く情報に触れる
3.使えるかを判断する
4.捨てる・拾う


・大事な事はすべて記録しなさい

・記録の方法
あらゆるツールを使う
(多種多様なツールを使ってなんでも記録しておく)
整理・分類・ファイリングはしない
(ちょっとしたルールを押さえていれば、一発検索・すぐに活用できる)

・記録のルール
1.大事なことはすべて記録する
2.日付と時間を書く&整理・分類しない
3.「箇条書き」&「単語」で書く
4.1つのページに、1つのコンテンツ
5.1日5分、記録を読み返す


【マインドマップ】
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【考察】
情報について、奥野さんは「いかにしてインプットを行うか」、鹿田さんは「いかにして記録するか」に焦点をあてています。
焦点を当てる場所が違うだけで、決して反対の事をいっている訳ではありません。

両者に共通しているのは「整理しない」という事。
奥野さんは「入り口で情報を取捨選択するから整理する必要がない」、鹿田さんは「記録方法を工夫すれば整理する必要がない」と書いています。

そしてもう一つ共通するのは「自分発信の事は必ず記録する」という事。
思いついたアイデアや、感じた感覚などは記録しておかないとすぐに忘れるし、ググッてもヒットしないですしね。


【感想】
情報があふれかえっている現代において、奥野さんの「戦略的インプット」は役立つ場面が多いと思います。
特に9つの判断基準(再現性、効率性、コスト・・・)はシンプルでわかりやすいものばかり。
まずは「再入手可能なものは捨てる」という事を意識していきたいと思います。

一方、鹿田さんの記録術で私が真似をしているのは「家中にペンを置く」という事。
最近はジョギング中にアイデアを思いつく事があるので、iPhoneのボイスメモなどの利用も考えています。

いかに情報を取捨選択するか、そしていかに記録するか。
現代のビジネスパーソンにとって重要なスキルを身につけるためにも、この2冊をセットで購入する事をおすすめします。


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今回のフォトリーディング&マインドマップ化対象書籍は小飼弾さんの『小飼弾の「仕組み」進化論』です。

[概要]
5年後、10年後のあなたの「居場所」をつくるためにすべての仕事を進化させる方法


[目次]
Part0 仕組み作りが仕事になる
Part1 仕組みの仕組み 仕組みを作る前に知っておきたいこと
Part2 仕組みを作り直す 目の前の仕事を20%の力でこなす仕組み
Part3 仕組みを使う 仕組みのコストとテストを考える
Part4 仕組みを合わせる チームで仕組み合うために
Part5 仕組みと生物 「新しい仕組み」を作るヒント
Part6 仕組みの未来
あとがき 本書ができあがるまでの仕組み


[ポイント]
・新20%ルール
従来の仕事を今までの20%の枠に収め、残りの80%の時間で新たな仕組み作りをする。


・あらゆる仕組みは、「テコ」と「奴隷」でできている
自分の力を別の形に変換する道具=「テコ」と、自分以外の力を他から借りる=「奴隷」で仕組みは成り立っている。


・仕組みのつなぎ方には直列と並列がある
直列的に仕組みをつなぐことは、主に効率性向上のため。
並列的なつなぎ方は、安全性向上のため。
生き残るためには安全性の高い並列的な仕組みを作る必要がある。


・十分に発達した仕事は遊びと区別できない
仕組みを探す仕事というのは、楽しそうで遊んでいるようにしか見えない事もある。
ただし、楽しいかもしれないが、決して楽ではない。


[感想]
これまでの仕組み本と違い、仕組みの「負」の部分にも触れられた1冊。
そしてプログラマーでもある小飼さんらしい仕組み論が展開されています。

仕組み化はプログラマーから学べということで、プログラマー三大美徳である「怠慢」「短気」「傲慢」に触れられていますが、自分としてはまだまだできていない部分が多く、改めて意識するいいきっかけとなりました。
(怠慢が美徳?と思われた方は本書を読めば納得いただけます)

また、時間の80%を使って新しい仕組みを作り出す必要性についても十分理解できました。
まずは少しずつでも新しい仕組み作りに費やす時間を増やしていこうと思います。

ちなみに先日、ある事がきっかけで小飼さんと晩ご飯を食べに行ってきました。
評判通り、ユニーク過ぎる方で楽しい時間を過ごさせていただきました。
怒涛の勢いでIT業界や今後の世界について語られていたたのですが、どの話も斬新で、何を聞いても予想もつかないような答えが返ってきます。

こういうある分野で突出した能力を持っている方とお会いしていつも感じているのは、
皆さん何十年も未来を見越して物事を考えているという事です。
そしてマクロな視点とミクロな視点を併せ持っているという事も挙げられると思います。

有用な情報を得ただけでなく、考え方についても勉強となりました。 小飼さん、貴重なお時間をありがとうございました。

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